(ベルトスクロールアクションゲー)

格ゲーキャラの元ネタたち

-ミュージシャン編-


 

ガンズ&ローゼス
(Guns N' Roses)
 

格闘家でもアクション俳優でもないのにやたらと格ゲーやアクションゲームにパクられまくっているガンズ&ローゼス。革ジャンにバンダナというファッションセンスが、格闘とうまく融合してるんでしょうかね。主にメインボーカルのアクセル・ローズがパクられてるわけですが、ファイナルファイトではアクセルという名前がそのまんまのザコキャラと、その色違い+髪型変えただけのスラッシュも名前がそのままギタリスト(写真右側)のもので、多少色黒入ってるのは、本人に半分黒人の血が入っているからだそうです。映画サントラ好きとしては『ターミネーター2』でジョンがバイクを乗り回してるシーンで流れる『You Could Be Mine』という曲が印象的です。
 
ベルトスクロールアクションの金字塔『ファイナルファイト』に登場する、ちょっぴり厄介な雑魚キャラアクセルとスラッシュ。ゲーム中唯一攻撃をガードできるキャラで一撃の攻撃力が異常に高い。キャラ数を3人までしか同時に表示できないスーファミ版ではバランスを取るため(?)か、一撃で7割近くも減るという鬼仕様で、絶対に攻撃を食らってはいけないキャラNo.1でした。
アクセル&スラッシュ (ファイナルファイト)
 
  ギースの忠実なイヌ 部下で洗濯が趣味というビリー・カーン。初代餓狼伝説ではオーバーオール姿で棒がなくなるとぷるぷる震えだすよーわからんヤツだったが、餓狼2ではイギリス国旗シャツに着替えて三闘士というクラウザーの部下の一員になったかと思えば、餓狼スペシャルでギースが復活し実はクラウザーを監視するためのスパイでしたという設定となり、餓狼3では大工さんの格好をしたNPCキャラになり下がる(そしてここまではおそらくハゲという設定だった)。リアルバウト餓狼伝説で復帰してようやくこのデザインに落ち着き、バンダナを取ると実は髪の毛があったことがわかるようになり、リアルバウトスペシャルではギターを弾いたり専用ステージに楽器があったりと露骨にガンズを意識するようになる。
ビリー・カーン (リアルバウト以降)
セガのファイティングバイパーズから名前がアクセルと一文字違いなラクセル。背中に背負ったエレキギターで相手を殴ったりもする。このゲームはバンとペプシマンばかり使ってたので、あまり触れた覚えもないんですが、イロモノキャラばかりのバイパーズの中では比較的マトモなデザインかなと。
ラクセル (ファイティングバイパーズ)
  プレステ1で発売された初代ギルティ・ギアから登場したアクセル・ロウ。アクセル・ローズの『ズ』を取り払っただけのネーミングですが、続編のゼクスではデザインが一新。
ちなみにこのシリーズ、独自の世界観がややこしすぎてあまり付いて行けず、XBox360で発売されたストーリー重視の続編ギルティ・ギア2をプレイしたらすっかり置いてけぼりにされてしまいました。
アクセル・ロウ (ギルティギア)

 


 

ポイズン
(Poison)
 

ガンズと同じく80年代のロックバンド・・・だが、ファッションセンスがボーイジョージの影響でも受けていたのか化粧や女装をすることが多く、少なくともギタリストのC.C.デヴィル(紫のカツラ被ってる人)は公にゲイであることをカミングアウトしている。音楽に関しては特にファンというわけではないが、基本的に80年代ロックが好きなちょーじんは、これといって好きな曲はないものの全体的に嫌いではない。
 
  名前だけでなくピンクっぽい紫色の髪や警帽からオカマ設定まで、色々と影響を受けまくってます。
何故かいまだに「ポイズンは本当は女だ!」などと言い張る困ったちゃんが多いようですが(以前メールを送りつけられたこともある)、当時の設定資料やSFC版の説明書なんかにも堂々と『ニューハーフ』と書かれてますし、そもそも「見た目は美人だが実は男」という設定があるから面白いのであって、ただのエロいねーちゃんだったらキャラとしての魅力は半減以下だと思うのですよ・・・変な妄想するのは勝手ですが。ちなみに色違いのロキシーも名前をそのまま別の同名バンドからとってますが、そちらは別に変態 チックな格好はしていない。
ポイズン (ファイナルファイト)

 


 

ガイ・ピチョトー
(Guy Picciotto)
 

Fucked Up, Got Ambushed, Zipped In」の略らしい、パンク系バンド『フガジ』(Fugazi)のボーカル&ギタリストで顔がなんか四角い。フガジって存在は聞いたことはあるけど、正直曲とかはあんま聴いた覚えがないです。
 
  ダムドやらソドムやら、名前がアメリカンロック関連を基にしているキャラが多く登場するファイナルファイトのスピード担当キャラ。名前はこのガイ・ピチョトーをモデルにしており、イラストとかだとあまり似てないが、キャラセレクト画面では顔もソックリ。スーファミ版では容量の都合で省かれてしまったが、ファンの熱望によって逆にコーディーが省かれた『ファイナルファイト・ガイ』という改良版が発売されるほどの人気者で、後に『ストリートファイターZERO』でソドムと共にFF代表として登場した。
ガイ (ファイナルファイト)

 


 

マイケル・ジャクソン
(Michael Jackson)
1958年8月29日 - 2009年6月25日
 

80年代に育った者なら知らぬ人はまずいないであろう、ギネスでもっとも成功したエンターテイナーとして記録されているメガスター、キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソン(以下マイコー)。セガからアーケードでマイコーが同時に3人まで暴れて踊り狂うアクションゲーム『ムーンウォーカー』という素晴らしいバカゲーも作られている(メガドラ版は一人プレイ専用の別物)。90年代後半からは過度な整形による顔面崩壊やショタコン疑惑などスキャンダルだらけと、最近の若者にはロクな印象がないかもしれないのが、なんとも悔やまれる。
ちなみに子供の頃はじめて買ったアルバムが他ならぬマイコーの『スリラー』だったことは鮮明に覚えている・・・そうカセットテープで。カセットテープを知らないという若いお子チャマはお父さんかお母さんに聞いてみよう。
 
  モチーフとするのは闘神伝3でカインの裏キャラで、テンカウントというコードネームの何故かオカマ口調で話す殺し屋さん。歩く時の動作がムーンウォークだったり掛け声が全部マイコーのシャウトだったりと、個人的になかなかツボなキャラだったが、闘神伝シリーズ自体がもはや闇の中へと消えてしまったので、おそらく今後その姿を拝めることはもうないでしょう・・・
テンカウント (闘神伝3)

 


 

エルヴィス・プレスリー
(Elvis Presley)
1935年1月8日 - 1977年8月16日
 

60〜70年代にかけてロックというジャンルを築きあげたキング・オブ・ロックンロールと呼ばれた、42歳という年齢で薬物の副作用でこの世を去った世界的に有名な歌手。死亡直前はストレスでかなり体重が増加してたりとスターとしてのライフスタイルに不満を持っていたようで、アメリカでは今でも死亡したのは偽装で実は今もどこかでのびのびと暮らしているという都市伝説も存在する。そんな都市伝説を元ネタにした映画『プレスリーVSミイラ男(原題:Bubba Ho-tep)』では『死霊のはらわた』シリーズでお馴染みの我等のブルース・キャンベルが演じる、田舎の老人ホームでひっそりと暮らすプレスリー(当然誰も本物とは信じてくれない)が、ひょんなことから現代に蘇ったミイラ、ババ・ホ・テップと対決するというバカ映画(褒め言葉)も存在する。
 
  今は亡き東亜プランのベルトスクロールアクションで、登場人物がすべてプロレスラーという内容の『ナックルバッシュ』の主人公。アタリ社から販売された海外版では名前がClashに変更されている。作り込みは多少甘いものの世界観はなかなか好きで、今後に期待といったとこだったんですが、やはり小さな会社が生き残っていくのは非常に難しい業界ですな。
マイケル・ソバット (ナックルバッシュ)
ベルトスクロールアクションゲームというジャンルを完成形へと導いたカプコンによる最後の2Dベルトスクロールアクション『バトルサーキット』の2面のボス。1面がチュートリアル的な内容のため、事実上最初のボスなのでそれほど強くはなく、倒すと小太りなデブになってぶっ倒れる。割とシリアスなものが多いカプコン産ベルトスクロールゲーの中では珍しくコミカルな雰囲気が楽しい作品だったが、家庭移植されなかったため、知る人ぞ知るマニアックな作品となってしまったのが勿体無いです
ジョニー・ザ・ファンキーヘッド (バトルサーキット)

 


 

ジェニファー・ロペス
(Jennifer Lopez)
 

豊胸だけでなく豊尻もしたことで有名(?)なJ.Loさんだが、日本のファンにはリチャード・ギアと競演した日本の映画のリメイク版『Shall we dance』で馴染み深いかと。女優に属するかミュージシャンに属するか散々迷ったが、なんとなく女優よりもミュージシャン的なイメージがあったので、こっちに置いてみた(ミュージシャン粋少ないし・・・)。
んで、本人はその『J.Lo』っていう呼び方をあまり好ましく思っていないようですが、その昔彼女が大好きなアメリカ人の友人がずっと「J,Lo、J.Lo」言ってたのは良く覚えとります。
 
  前作『鉄拳3』に登場したカポエラ使いエディ・ゴルドの後継キャラとして『鉄拳4』に登場した、外見上はJ.Loを色黒にした感じのクリスティ・モンテイロ(モンテイロというラストネームはブラジルの音楽家から取ってるそうですが、検索してみたところ多分このシロ・モテイロというサンバ歌手のことではないかと)。家庭版では3Pカラーとしてエディが使用可能となり、鉄拳5ではエディも3Pカラーとしてではなく正式に復活するもエンディングが二人ともまったく一緒という不遇っぷり。
クリスティ・モンテイロ (鉄拳4)

 


 

椎名 林檎
(Ringo Sheena)
 

個人的には、見るたびに顔や髪型がコロコロ変わってるせいで、どんな顔なのかイマイチ記憶に残らない人。大学時代は周りでそこそこ流行ってたかなぐらいの印象で・・・他に書くことが思いつきません。
 
  前から変なキャラだよなーと思ってたがどっかで椎名林檎がモデルという話をみかけて、たまたまみつけた上の写真を見て改めて「なるほど確かに似てるな」と実感。たまたま髪型が同じでもホクロがなかったら気付かなかったかもしれないが・・・元ネタがミュージシャンだからギターを持ってるってのもなんとなく理解。アクセル・ロウは持ってないけど。ていうか、椎名さんはなんかのPVでこーゆー魔女ハットにボディコン姿みたいな格好をしたことでもあるんでしょうか?知識がないのでなんともコメントしづらいです。
イノ (ギルティ・ギアXX)

 


 

トキオ
(TOKIO)
 

ジャニーズアイドルとかまったく興味がないんで詳しいことは知りません、っていうかこんな写真を自分のサイトに載せること自体こっ恥ずかしいんですが、この真ん中の人と名前も髪型もそのまんまなキャラがファイティングバイバーズに登場します。
 
 

一応このゲームの主人公らしいのだが、カーソルの初期位置はグレースとかその辺だったような・・・バーチャのラウっぽい闘い方をする若者ぐらいの印象しかないんですが、蹴り技はそこそこ使いやすかったかなと。普通はバンを主役だと思うだろうし、実際サターンで発売されたバーチャとのクロスオーバー作品ファイターズメガミックスではやはりバーチャの主人公アキラと格闘スタイルが同じであるバンの方が代表キャラ的扱いをされていた。

トキオ (ファイティングバイパーズ)