(横スクロールアクションゲー)

格ゲーキャラの元ネタたち

-プロレスラー編-


 

ハルク・ホーガン
(Hulk Hogan)
 

たとえプロレスは知らずとも、その名前と外見にはほとんどの人が見覚えがあることだろう。それだけにゲームにパクられた回数はダントツで一位だったりもする。
80年代に『ロッキー3』に出演したことで飛躍的に人気が上昇し、WWFのオーナーのヴィンス・マクマホンJrと共に世界中にハルカマニアという社会現象を巻き起こした、プロレス至上もっとも成功した男ハルク・ホーガン。90年代半ばにはWCWに移籍してまさかのヒールターンを果たし、悪役レスラー集団nWoの総帥ハリウッド・ホーガンとして悪の限りを尽くすも、その意外性がかつてないほどの視聴率を誇り、90年代後半はプロレスバブル期と呼ばれる程に人気が大爆発。一方WWFもザ・ロックやストーンコールドといった新しいスター達を揃え、お互い裏番組同士でマンデーナイト・ウォーズなる視聴率戦争を繰り広げることになり、正にジャンプ漫画でいうところの黄金時代を築いた。
 
  とりあえず格ゲーではブルース・リーと同じくADKのワーヒーが一番乗り。コスチュームが米国旗デザインであることを除けばシャツを破る演出やらなにやらまでそっくりさん。そっくりすぎて続編のワーヒー2ではトレードマークのヒゲを剃られてしまったほど。勝利ボイスの「ナンバーワン!」はホーガンが下積み時代に日本で使っていた決め台詞「イチバーン」をもじったもので、バーチャファイター2でもジェフリーの没ボイスに「イッチバ〜ン」ってのがあったりした。ちなみに本場アメリカのファンにとってはホーガン似のキャラが「ナンバーワン」などと叫んだところで、いまいちピンと来ないということは言うまでもない。
マッスル・パワー (ワールドヒーローズ)
 
  カプコンの格ゲー風プロレスゲーム、マッスルボマーのタイトル画面にデカデカと登場する設定上最強のレスラーだが、ゲーム内ではNPC。ノーコンティニュークリアをすれば登場すると聞いて、その昔スーパーファミコン版で連射パッドを装備して必死こいてクリアしたが、結局エンディングでちょろっと出てきては「お前に挑戦するぜ」とかいってスタッフロールが流れて終わりであった・・・
操作キャラとして選択できるようになるのは、プロレスゲーム的な要素をほとんど省いてより格ゲーチックになった、結局家庭用移植されることもなかったスーパーマッスルボマーから。
ビクター・オルテガ (マッスルボマー)
 
  PS版DOAに追加キャラとして登場したティナの過保護なパパ。DOA2では悪役時代のnWoハリウッド・ホーガンを意識したデザインになっているが、家庭版では何故か1Pコスと2Pコスが入れ替わっており、アーケードでは2Pコスだったカウボーイ風のコスチュームが家庭版ではデフォルトコスになってしまっている。おそらく肖像権だのなんだので変えたんだろうと思われる。
また、DOAの実写映画では製作側はホーガン本人に演じてもらいたかったらしいがスケジュールが合わず、ホーガンが仲良しのケビン・ナッシュを替わりに紹介したことで、配役が決定したらしい。あんなゴミみたいな映画でもケビン・ナッシュがホーガンのコスプレをしている姿が見れるだけでもプロレスファンにはちょっとだけ価値がある・・・かもしれない。
バース・アームストロング (デッド・オア・アライブ)
 


 
コナミの4人同時プレイが可能なベルトスクロールアクション『クライムファイターズ2』にてプレイヤーキャラの一人として登場するホークという名のホーガン似キャラ。他にもスレッジという、ホーガンとはロッキー3で競演したり初代レッスルマニアでタッグを組んだりで、なにかと縁のあるミスターTにそっくりなキャラも登場している。
ホーク (クライムファイターズ2)
 

大阪で暴れるというベルトスクロールアクションにしてはかなり珍しい設定であるSNKの『バーニングファイト』で2面の中ボスとして登場し、ラリアットで突進してくる。他のホーガン似キャラにも言えることだが、このいわゆる「アックスボンバー」と呼ばれるラリアットは日本にて下積み時代のホーガンが若かりし頃に使っていたフィニッシャーであって、本場アメリカではビッグブート→ギロチンレッグドロップというまったく異なるコンビネーションをフィニッシャーとしているため、この「ホーガン=ラリアット」というイメージは実は日本限定のものだったりします。
トム・アンダーソン (バーニングファイト)
 

アーケード版およびネオジオ版初代餓狼伝説のボーナスゲームである腕相撲マシンの画面に映るホーガンっぽい顔。ただ連打するだけなので、大抵2回目以降はメンドくさくて放置するようになるが、スーファミ版では左右から転がってくるタイヤを蹴るだけのミニゲームに変えられていた。
腕相撲マシン (餓狼伝説)

 


 

アルティメット・ウォリアー
(Ultimate Warrior)
 

80年代末期のWWFにて、その彫刻のような見事な筋肉と、まるで漫画の世界から飛び出してきたかのような存在感とカッコ良い入場テーマでみるみる人気を獲得し、90年にはホーガンと並ぶ2大トップスターにまで上りつめ、レッスルマニア6にて世紀の対決でホーガンとの一騎打ちで勝ちを収め、その後ホーガンの後釜としてWWFを引っ張っていくはずだったのだが・・・ギャラの交渉で揉め事を繰り返し、最終的に高すぎてどこの団体からもオファーが来なくなり、98年には引退。ちなみにWWFを退団した時、リングネームの使用権をかけて裁判を起こし、本名を本当に「ウォリアー」に改名するなど、どうも一般人とは色々と感性がズレているようである。
 
  『SD飛龍の拳』に登場したウォリアーもどきで、前作の『飛龍の拳Sゴールデンファイター』の時点でもすでにゼブラという「プロレスラー2」的な存在でストーリーとか何もないやつだが、外見もヒゲが生えてる以外は必殺技がフライングラリアットなところまでウォリアーそっくりなキャラがすでに登場していたものの、PS1の『バーチャル飛龍の拳』ではスタン・ハンセンみたいなやつに出番を奪われてしまった。
ランディ・パワーズ (SD飛龍の拳)

 


 

アンドレ・ザ・ジャイアント
1946年 - 1993年
(Andre the Giant)
 

プロレス界の世界8番目の不思議として知られる身長2メートルを超える巨人アンドレ・ザ・ジャイアント。日本のプロレスしか知らない人にもジャイアント馬場と巨人タッグを組んだりしたことで有名。80年代のWWFでは売り出し中のハルク・ホーガンの先輩として彼を支えることもあれば、敵に回ることもあり、87年のレッスルマニア3でホーガンがその巨体を持ち上げてボディスラムを咬ました瞬間は歴史に残る名シーンとなった。しかし巨人症のため、常人と比べて膝や腰にかかる負担が大きく、長年の酒豪だったことも重り体調を崩し、93年に46歳の若さで他界。ちなみにその巨体ゆえかアルコールに対する免疫も強く、1時間で100本以上のビールを飲み干す程の大酒豪であったらしい。
 
  89年に発売されたベルトスクロールアクションの金字塔ファイナルファイトに大型ザコとして登場した、服装以外は名前も含めてそのまんまなアンドレ。ストUのバイソン以上に肖像権ヤバイのではと思ってしまうだろうが、実は名前の綴りが『Andre』ではなくローマ字表記の『Andore』になっているいるため、日本人にはそのままなアンドレでも、本場アメリカではちょっと似てるだけのネーミングとして通るようだ。ちなみに赤色のアンドレJrは、幼い頃よく彼のプロレス技の実験台にされた弟という設定。

97年にはストリートファイターVのグレードアップ版、2ndインパクトにてヒューゴーとして名を改め、意外な再登場を果たし、何故か同じファイナルファイトのキャラであるポイズン(元・男)をマネージャーとして引き連れている。

アンドレ (ファイナルファイト)
ヒューゴー (ストリートファイターV2ndインパクト)

 


 

ジェシー・ベンチュラ
(Jessie 'the Body' Ventura)
 

70年代後半から80年代前半に活躍したプロレスラーで、80年代後半はWWFで当時子供達のヒーローだったハルク・ホーガンのファン、ハルカマニア達をピュークマニア(ゲロマニア)などと罵る強烈な悪役アナウンサーとして実況席で活躍。87年にはプライベートで仲良しだったシュワルツネッガーの紹介で映画『プレデター』にブレイン・クーパー役として出演。
90年にプロレス業界を引退してからは政治家に転向し、ミネソタ州ブルックリンパーク市の市長を務め(ファイナルファイト稼動時の89年は選挙の最中?)、98年にはミネソタ州の知事にまで上り詰める。当時ミネソタ州では『うちの知事はお宅の知事をボコボコにできるぞ』と書いてあるTシャツや車のバンパーステッカーがバカ売れしたらしい。
 
  よく顔のモデルはイギリスのバンド、クィーンのボーカリストで両刀使いフレディ・マーキュリーと思い込む人が多いようだが、実際にはベンチュラが『プレデター』に続いて再びアーノルド・シュワルツネッガーと共演した映画『バトルランナー(原題:The Running Man)』でキャプテン・フリーダムという役でハガーのようなカツラを被っており、まさに瓜二つなのである。とりあえずマッスルボマーに登場した時の原哲夫風に描かれたデザインは北斗の拳の羅将ハンにそっくりだったりする。
マイク・ハガー (ファイナルファイト)

 


 

Know Your Role, and Shut Your Mouth !

ザ・ロック様
(The Rock)
 

『なに?このピープルズチャンピオン(皆の王者)ロック様のことを知らないだと、このルーディープー野郎が!無知でゲスなモンキー・アスには百聞は一見にしかずだ。まずはこれを百回見てから出直して来いジャブローニめ!それでも知りませんなどとほざきやがったら、この13インチのブーツをピカピカに磨いてから横倒しにして貴様のキャンディ・アスにぶち込むぞ!わかったら身の程を知ってこのロック様の妙技を味わえ!』
というやさしいお言葉をロック様からいただきました。えっ、現在ハリウッドで活躍中のドウェイン・ジョンソン氏?さぁ、たぶん別人じゃないですかねぇ・・・
 
ロック様のピープルズエルボーやその他の台詞や仕草をパクったキャラとしてWWF/WWEファンにとっては嬉しいことなのかなんなのかイマイチ微妙なキャラ、アンヘル。日本では存在も知らない人すら多いと思うが、今や本場アメリカでもロック様がかつてプロレスラーであったことも忘れさられかけている・・・
アンヘル (キング・オブ・ファイターズ)

 


 

ジェフ・ハーディー
(Jeff Hardy)
 

ハシゴと言えばハーディー・ボーイズと言われる程になったハーディー兄弟の弟の方。ブレイクしたばかりの頃はブルードという吸血鬼ユニットの一員で、よく髪を血の色である赤に染めていたが、エッジ&クリスチャンとのハシゴ戦シリーズで人気が急上昇してからは、ブルードのボスだったガングレルを見限って兄のマット・ハーディーと共にチーム・エクストリームとしてアティテュード時代を盛り上げた。しかし、私生活では麻薬所持などで度々問題を起こしてしまっているのだが、やはりクスリでもキメてないとあんな十何メートルもあるハシゴのてっぺんから飛び降りたりしようとかって気にはならないのだろう。
 
  餓狼伝説の10年後という設定の餓狼MOWに登場する殺人鬼。たしかケビン・ライアンが探している親友の仇とかそんな設定だった気がしますが、あんまよく覚えてません…わりかしどーでもいーキャラばかりのMOWの中では唯一ちょっとカッコ良い奴かなと思ったキャラですが。あと、こじ付けがましいかもしれないが、その宿敵のケビン・ライアンが発売当時(99年)にWWFの番組内でよくジェフ・ハーディーと抗争をしていた相手の一人『ハードコア・ホーリー』にそっくりな気がしたんですが、どーなんざましょ。ちょうど日本でもWWFがそこそこ流行り出してた頃ですし・・・
グッドマン (餓狼 -Mark of Wolves-)

 


 

ゴールダスト
(Goldust)
 

男性視聴者のホモフォビアをかなり強く刺激する変態両刀使いギミックの狂人キャラ。演じている中の人は"アメリカンドリーム"ことダスティ・ローデスの息子、ダスティン・ローデスである。また、現在WWEで活躍中のコーディー・ローデスの腹違いの兄でもある。アメリカンドリームの息子ダスティン・ローデスとして90年にプロデビューするも父親の影に埋もれてなかなかパッとしなかったが、95年にWWFでゴールダストとして生まれ変わり、2世レスラーとしての肩書きに頼らず自ら造り上げたキャラクターの方がブレイクすることが出来た。最近は裏舞台でベテランとして若手の育成に励んでいることが多い。
 
  『ストリートファイターEX』シリーズを開発したアリカが開発し、ナムコがアーケードで販売した『ファイティングレイヤー』に登場するゴールダストもどき。ゲーム内容は基本的にストEXシリーズのグレードアップ版って感じで、ストEXシリーズのアレンとブレアもプレイアブルキャラとして参加しているが、家庭用移植されることはなかった。元ネタのような変態的なキャラではないが、衣装はソックリさん。
エクソダス (ファイティングレイヤー)

 


 

レイ・ミステリオJr.
(Rey Mysterio Jr)
 

WCW時代はレイ・ミステリオ・ジュニアとしてメキシカンスタイルの華麗な空中殺法を活かしクルーザー級部門でファンを魅了し続けていたが、WCWが破産してからは「ジュニア」を取っ払ってレイ・ミステリオとしてWWEと契約するも、オーナーが軽量級部門が嫌いなため、常に小男VS大男という設定の試合ばかりとなってしまい、せっかくの魅力が半減してしまった・・・ちなみに『デス・マスク』(原題:Wrestle Maniac)というホラー映画に出演しているレイ・ミステリオは現在WWEで活躍中のレイ・ミステリオJrではなく、彼の叔父であるレイ・ミステリオSrなんですが、知らずに期待して借りてしまったファンも多いようです。
 
  どうみても100%ミステリオですね。ていうか、もはやこのキャラクターが話題にあがる時は実際のキャラ名で呼ぶことはほとんどなく、必ずといって良いほど『ミステリオ』と呼びます。「誰を使おっかなぁ〜、じゃあミステリオにしよう」みたいに。
エル・ブレイズ (バーチャファイター5)

 


 

ビル・ゴールドバーグ
(Bill Goldberg)
 

プロレスではデビューして1年にも満たない新人を猛プッシュすると、ロクなことにならないという典型的な例。アメリカンプロレスには絶対必要となるマイクのスキルもキャラクター性もなければ、プロレスラーとしてもっとも重要な『対戦相手の身の安全を守ること』すらできず、WCWの運営陣がヒール相手にちょっと秒殺試合をブックしたら客の反応が良かったというだけで猛プッシュしてみたら、業界でもっとも口の減らない高飛車人間と化してしまいもうした。偉大なレジェンド、ヒットマン・ブレット・ハートを軽率な試合運びで2度と試合の出来ない体にしてしまった罪は重く、あげくの果てに自分の好きなようにプッシュしてくれなかったWWEを各メディアで次々とバッシングするどーしよーもない男である。
 
  鉄拳4で追加された、キングのライバルという設定のレスラー。
2代目キングの師匠である初代アーマーキングを殺したとかってストーリーでしたっけ。
なんか気付いたらキングとは仲良くマッスルドッキングとかかましてたようですが。
クレイグ・マードック (鉄拳4)

 


 


 

 


 

ビッグ・バン・ベイダー
(Big Van Vader)
 

アメリカと日本の団体を交互に行ったり来たりしてることが多いので、日本のプロレス業界でも何かと知名度の高いベイダー。WCWでは3度も世界王者に君臨しているにもかかわらず、WWFではトップと抗争は繰り広げたものの、タイトルは一度も奪取することはなかった。ちなみにプロレスファンとスターウォーズのファンとでは、「ベイダー」という名前を耳にした時に連想する人物像はかなり異なり、実は実写版『北斗の拳』でゴライアスという敵役で出演してたりもする。
 
   入場時に被るヘルメットといい、ベイダーが着る衣装の赤い部分を黄色くした素顔状態のベイダーといった感じのシープさん。肩に着けてる羽はおそらくイメージ的にロードウォリアーズのトゲトゲショルダーパッドをアレンジしたものと思われ、原哲夫氏によるイラストではむしろロードウォリアーズのホーク似になってたりする。何故にリングネームが「シープ(羊)」なのかは謎だが、海外版では『アレクサンダー・ザ・グレイター』に改名されている。
シープ・ザ・ロイヤル (マッスルボマー)
 
  初代餓狼伝説ではライデンという悪役マスクレスラーとして登場し、餓狼2では改心してマスクを脱いでリングネームも変更して登場。餓狼3でリストラされ、リアルバウトシリーズでも復活することはなかったが、ポリゴン格ゲー「ワイルド・アンビション」で餓狼1と時系列が一緒とかで突然ライデンとして復活し、その勢いのまま『カプコンVS.SNK』や『KOF12』にも復活してしまった。
ベイダーが普段被っているマスクというと大抵のファンはコレを想像するものだが、一時期はこんなマスクも被っていたこともあり、まさにライデンを黒くした感じであった。
 ライデン/ビッグベア (餓狼伝説)
 
SNK版マッスルボマーとして知られるファイヤースープレックスに登場するキャラで、餓狼伝説のライデン(ビッグベア)の元相棒だが、その人気を妬んで裏切った過去があるという設定。デザイン的にはベイダーを元にしたビッグ・ベアをちょっと細くしただけな感じだが、名前のネーミングがモロ元ネタ本人です。
ビッグ・ボンバーダー (ファイヤースープレックス)

 


 

ブルーザー・ブロディ
1946年 - 1988年
(Bruiser Brody)
 

本場アメリカよりも、むしろ日本プロレス界での知名度の方が圧倒的に高いので、アメリカンプロレスを好むちょーじん的にはその存在は知ってるが詳しくはあんまよく知らない。アメリカでNWA時代に彼と試合をしたことのあるレスラーの発言によると、プライドが高く、気に入らない相手の技はセルしてくれない(やられた演技をしてくれない)とかで、なにかと絡みづらいところがあったそうな。そのプライドの高さゆえ敵も多かったようで、プエルト・リコにて現地のレスラーに刺死されてしまった。
 
  ファイターズヒストリーからまるっきり本人そのまんまなマーストリウスです。多分データイースト的には、ホーガンはADKのワーヒーにとられちゃったので、じゃあうちはブロディでって感じだったんでしょう。ポートレートでくわえてる鎖は試合中は使いませんが、とりあえず「ジャーマン!」って言いながらジャーマンスープレックスをかまします。エンディングでは何故か奥さんにジャーマンかけられてましたが。
マーストリウス (ファイターズヒストリー)
 
  コナミのベルトスクロールアクション、『クライムファイターズ2』の2面のボス。外見はブロディっぽいが、名前はリングネームが「ミッシング・リンク」という実際に80年代にWWFなどで活躍したレスラーからとっている 。
ミッシング・リンク (クライムファイターズ2)
同じく本人っぽいキャラ。ドイツ出身できこりをしてた頃に遭遇した熊を3分で絞め殺したらしいです。
ロイ・ウィルソン (ファイヤースープレックス)

 


 

アブドーラ・ザ・ブッチャー
(Abdullah the Butcher)
 

アメリカではまだテリトリー制だった60〜70年代の頃に活動していたが、現代プロレスの始まりとされる80年代からは主に日本で活躍していたため、現在ではやはり本場アメリカよりも日本での知名度の方が高い。にもかかわらず、そのハードコアスタイルはアメリカのマニアや業界関連の人間達にも一目おかれており、2011年には一度もWWF・WWEのリンクにあがったことがなかったにもかかわらず、WWEの殿堂入りを果たしている。現在はアトランタにある小さなバーベキュー店を経営。
 
 

元はカルノフというゲームの主人公だったのが『ファイターズヒストリー』および『ファイターズヒストリーダイナマイト』のラスボスとして登場。2作目のダイナマイトからはそれまでムキムキで頭にターバン(じゃないけど、なんつーんだコレ?)っぽいのを被ってたのが、突然ぷっくりと太って顔は中東系っぽいが、体付きと特に額の傷がかなりブッチャーしている姿にイメチェンします。3作目の『溝口危機一髪』のラスボス、チェルノブとは従兄弟同士という設定。

カルノフ (ファイターズヒストリーダイナマイト)
  何故かみんな大好きなハート様。
カルノフの紹介文を書きながら気付いたが、こいつも体系だけでなく同じように傷が額にありました。ちなみに劇場版『北斗の拳』を回数3桁は見たであろう、ちょーじん的にはジャギもそうなんですが、TV版の声優であるアークシステムの格ゲー版よりも、劇場版の声をキャスティングしたナツメのPS1版『世紀末救世主伝説』の方がしっくりきます。
ハート (北斗の拳)

 


 

スタン・ハンセン
(Stan Hansen)
 

またまたアメリカよりも日本プロレスにおいて「ガイジンレスラー」としての知名度の方が高いスタン・ハンセン。基本的に全日本プロレスに移籍してからの方が知名度が高いが、アメリカでも70年代後半〜80年代前半までWWWF(後のWWF、現WWE)やAWAなどで活動しており、必殺技のウェスタンラリアットは当時多くの現地若手レスラー達に影響を与えた。ちなみに家内は日本人であり、息子二人は日米ハーフである。
 
 

PS1の『バーチャル飛龍の拳』に登場したハンセンもどきで、やっぱり必殺技はラリアット。後に発売されたN64版には登場しなかった気が・・・とりあえずこのゲーム、モーションキャプチャーを使っていなかったのか動きが全体的にギクシャクしてて不自然なのだが、カルチャーブレーンのゲームって2Dだと動きがカクカクで、3Dだとモーションがぎくしゃく・・・世界観とかは嫌いじゃないんですが。

ケビン (バーチャル飛龍の拳)

 


 

グレート・ムタ
(Great Muta)
 

最近は日本でもわりと増えてきてますが、80〜90年代当時からちゃんとプロレスは『格闘技』ではなく、エンターテイメントであることをきちんと理解していた希少な日本人レスラー。本名は武藤敬司で、アメリカのNWAでかつてジャパニーズであることを活かした「ザ・グレート・カブキ」の息子というギミックを与えられ、悪役として人気レスラーのスティングと抗争を繰り広げたりした。またECWやWWFで活躍した日本人レスラー「TAJIRI」もこのギミックからインスパイアされており、共通のチート技「毒霧」のインパクトは一部のアメリカの子供達に本気で「日本人は口の中に緑色の液体を吐き出す分泌腺が存在する」と思わせたほどである。
 
  もう名前以外は完全に本人そのまんまです。
ストーリー上は主人公のタッグパートナーという設定で、渡米してアメリカの団体で活躍とかバックストーリーも完全にムタ本人です。
レッド・ドラゴン (ファイヤースープレックス)
グレート・カブキとグレート・ムタを足して2で割ったような感じのキャラ。
ムタよりもちょっとカブキよりな気もしないでもないが、面倒なのでここで紹介しちゃう。
ちなみに海外版では名前が「ザ・グレート・オニ(愚零闘 鬼)」だったりする。
ミステリアス・ブドー (マッスルボマー)

 


 

ティニエブラス
(Tinieblas)
 

70年代に活躍したらしいメキシコのルチャドール。ルチャ・リブレはあまり詳しくないんですが、たまたま英語Wikiでマッスルボマーのアストロのモデルになった人物がいると知って画像検索してみたら、なるほどそっくりでした。英語Wikiの情報によると32歳というプロレスラーとしては遅咲きな年齢でデビューしたにもかかわらず、数多くのコミック本や映画に出演したりでメキシコの子供達には大人気だったそうな。ちなみにリングネームはスペイン語で「暗闇」という意味らしい。
 
  子供達に人気だったという元ネタとは違ってラスボスの悪役であるアストロ。子分のキマラを引き連れて、主人公達が所属する団体CWA(Capcom Wrestling Association)を潰しにきたBWA(Blood Wrestling Association)の総帥という設定。挑発では体から電気のようなものがバチバチしたり、勝利ポーズではテレポートしたり、カプコンのラスボスはとりあえず超能力者でなければならないというルールでもあるのだろうか・・・。ちなみに海外版では「ザ・スコーピオン」という名前になっている。
アストロ (マッスルボマー)