破壊兄弟
BROTHERS OF DESTRUCTION

 

UNDERTAKER
アンダーテイカー

11/90~1/94 8/94~10/96 11/95~1/96 11/96~1/99

 サバイバーシリーズ90でミリオンダラーマンのミステリーパートナーとしてデビュー。ポール・ベアラーの持つ謎の骨壷の力によって死の世界から蘇り一切痛みを感じず、倒した相手を遺体袋に詰めて連れ去っていく姿はまさに死の埋葬人。デビュー1年目にしてアルティメット・ウォリアー等と抗争を広げトップコンテンダーとなる。そしてリック・フレアーの援助があったとはいえ、最盛期のホーガンからヘビー級王座を奪回し、一気にその存在を知らしめた。口数はほぼ無に等しく、マネージャのポール・ベアラーがカン高い声で喋りまくったあと、対照的にドスの効いた低い声で一言「Rest・・・in ・・・Peace」が決めセリフだった。渋いキャラで気付けば邪悪にもかかわらず、いつの間にか人気者になっていった。

ロイヤルランブル94でヨコズナとの棺桶マッチで、当時のヒールレスラー10人~15人全員に乱入され、棺桶に葬られ抹消される。そして数ヵ月後、『アンダーテイカーをWWFに連れこんだ男』を自称するミリオンダラーマンがアンダーテイカーを死の世界から呼び戻したと言い張るが、そこへテイカーのマネージャだったポール・ベアラーが自分の方がホンモノのテイカーを呼び戻したと言い返す。そしてサマースラム94でアンダーテイカーVSアンダーテイカー(ブライアン・リーの変装)が繰り広げられ、ポール・ベアラーの連れてきた新たに紫色の手袋をした方が本物と明かされた。休暇の間に髪とヒゲを伸ばして、ガラの悪い刺青も増やしたようだ。基本的にフェイスなので、前よりも痛がりになったようだ。続く→

ヨコズナにも復讐を果たし、次なるミリオンダラーマンの刺客 IRSやキングコング・バンディをも破ったテイカーは95年に大プッシュを受けていた巨漢メイブルと抗争。サバイバーシリーズの一月前にメイブルによって顔面骨折させられるが、PPVでケインの元ネタになったと思われる顔面プロテクターを付けて登場。もっとも2、3ヶ月ぐらいではずしたが。その後レッスルマニア12でディーゼルとの一騎打ちを終えた次の日に新たなる宿敵マンカインドがWWFに現れる。どちらが先にポールベアラーの持つ骨壷を先に手に入れるかという内容の試合で、ベアラーはテイカーを裏切り、それまでテイカーの命の源(?)と思われた骨壷をマンカインドに渡す。抗争は長く続き、初の生き埋めマッチで生き埋めにされるも、雷に打たれ復活する。

今度は全身漆黒の衣装に身を包み、天井から舞い降りる。この形態になると、マネージャーもいなくなったため、もはやフツウに喋れるようになるがポールペアラーとの抗争は続く。マンカインドの次はベイダーとの抗争を終え、とうとうベアラーはキリフダである、テイカーが幼い頃放火した『斎場』で両親と共に焼け死んだはずの弟ケインが生きており、復讐を企んでいると告げる。ブレットとの防衛戦に水を差したHBKをヘル・イン・ザ・セルで葬ろうとしたその時、ケインはケージの戸を破り開け、逆にテイカーにツームストンを食らわす。弟とは決して戦わないと誓っていたが、その後のHBKとの棺桶マッチで乱入された挙句、棺桶に閉じ込められ炎上させられたテイカーはとうとうレッスルマニア14で弟をその手で葬ることを決意する。

 

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2/99~9/99 5/00~12/01  1/02~11/03 2004年

 激しい死闘の末、ケインとも和解しあったかに見えた。だが、ジャッジメントデイ98で再びポール・ベアラーと合流し、ケインを裏切る。そして今度はヒールとして『Ministry of Darkness(暗黒軍団)』を結成し、世界・・・じゃなくてWWFを支配すると宣言する。まずはストーンコールドを生贄にしようと第2回生き埋めマッチを挑むが、ケインの乱入により返り討ちにあい、その野望は未遂に終わったかに見えた。しかしわずか1ヵ月後、より一層凶悪に、邪悪になって戻ってきた。暗黒の文字を刻んだアコライツを従え、下っ端のザコだったデニス・ナイトを暗黒儀式によってメディアンに転生させ、かつての敵メイブルをヴィセラとして自分の配下に収める。そして、WWFのオーナー・ヴィンスの娘ですら誘拐し、儀式で暗黒に転生させようとしたかに見えたが、それはすべてヴィンスと徒党を組み、ストーンコールドを誘き出すための罠だった。最後は Fully Loaded のPPVですべてをかけた流血マッチで敗北。その後ヴィンスとの関係も破損し、激論の末WWFを永遠に去ると言い残した。

WWFを投げ出したかに見えたテイカーだったが、実際は手術治療のため休暇を取っていた。そして8ヵ月後のジャッジメントデイではトップフェイスだったロックとトップヒールのトリプルHの、HBKをレフェリーに迎えた60分アイアンマンマッチが行われていた。そこへ現れたのは以前の暗黒のカケラすらなくなったマーク・キャロウェイ本人の素の姿といわれる、ハーレーを乗り回すバイカー『American Bad Ass (アメリカの番長)』だった。そして当時ヴィンスとグルだったトリプルHを奇襲し劇的復帰を果たす。
 必殺技のツームストンパイルドライバーさえも『ラストライド』(高角度パワーボム)に変えたこのギミックチェンジには、周囲の賛否両論を買い、昔ながらのテイカーファン達を複雑な心境にさせた。しかし実力は衰えておらず、そのままレッスルマニア17でトリプルHを破り、その後も弟ケインとタッグを組みながら猛威を振舞っていた。アライアンス篇に入ると、WCWの刺客ダイアモンド・ダラス・ペイジ(DDP)が妻のサラをストーカーし始めるが、見事返り討ちにする。
アライアンス篇でWWFを勝利に導いた後、突然ヒールターン。長い髪をバッサリ切り落とし『10年間破壊を続けてきたこのオレに対するリスペクトが足りねぇ』を口癖に、スパイク・ダッドリーやメイヴェン、ハーディーズといった若い連中を容赦無く痛ぶり続け『Big Evil』となってRVDからもハードコアタイトルを奪回。そして9年ぶりに復帰したリック・フレアーやハルク・ホーガンとも抗争し再びホーガンからWWE統一王座を奪回。WWEとなって2リーグ制になってからも猛威を振るい続けるテイカーに挑んだのはRAWのジェフ・ハーディ。その無謀な根性と打たれ強さに動かされたテイカーはフェイスに戻る。カートとの3WAYマッチでロックに奪われた王座を取り戻すため、トリプルHとのNo1コンテンダーマッチ中、突然暴走中の『次代の大物』ブロック・レスナーに乱入される。その後レスナーにリスペクトを叩き込むため突如スマックに移籍。激しい激闘の末、敗北するが勝者レスナーはかつて無い強敵に『尊敬』を覚える。その後のテイカーは若手達を育成させる立場に立つ。 13年間因縁の中だったヴィンスと決着を付ける為、サバイバーシリーズ03で生き埋めマッチを挑んだテイカーだったが、その最中に突然現れたのはRAWでマスクを剥され、破壊と暴走を続ける素顔のケインだった。完全に情けを無くしたケインは兄に対する恨みを忘れてはいなかった。ヴィンスにかわって憎き兄テイカーを生き埋めにしたケインは喜びに震える。兄を始末したケインはそのままロイヤルランブル04で猛威を振るまっていたが突然明かりが消えたその瞬間、昔のテイカーの鐘の音が響きわたる。生き埋めにしたはずの兄が生きているはずがない!次の日のRAWでダッドリーズを半殺しにした直後、また会場の明かりが消えタイタントロンにはまさに貞子の『呪いのビデオ』風の映像が流れ、明らかに動揺を隠し切れないケイン。レッスルマニア20で再び再現されるといわれているデッドマン・アンダーテイカーとケインとの対決・・・その時のテイカーの姿は果たしてどのようになっているのか・・・

 

KANE
ケイン

10/97~8/00 8/99~8/00 9/00~4/02 8/02~6/03

アンダーテイカーと抗争中だったポール・ベアラーがマンカインドとベイダーに続く刺客として97年10月のPPVバッドブラッドでショーン・マイケルズ対アンダーテイカーのヘル・イン・ザ・セルで乱入デビュー。テイカーの腹違いの弟でポール・ベアラーの息子。幼い頃兄によって全身火傷を負い、その兄に対する怒り、憎しみ、憎悪を糧に生き延びる。結果、憎しみ意外の感情がすべて欠落した冷酷な戦闘マシンとなり、兄に復讐を果たすため、インフェルノ・マッチといった様々な方法で葬り去ろうとする。
 この時期は入場するとその闘気(?)の影響で会場全体が薄暗い赤色に照らされ、火柱を放つ。指先からは炎弾やカミナリも放ち、人間を発火させる能力も。なお、言葉は一言も発せず、ノドに小型の震動式発声機を当てる時だけ喋ることができた。
 

激しい抗争の末、和解しあったかにみえたが、テイカーが実はケインに火を放ったのはワザとだったという真実を暴露し、父ポール・ベアラーにも裏切られ、ヒールとフェイスの立場が入れ替わる。行き場を失ったケインはXパックという初めての『友人』に出会い、タッグを組む。一方、魔王と化したテイカーは「こいつがお前を弱くしているのだな」と唯一の友人を血の海に沈め、ケインは初めて自分以外の者のために激しい感情を表に出す。そして少しずつ人間らしさを取り戻しつつあったケインはトーリという恋人までできる。
 しかしそれは長続きせず、ヒール化したDXのメンバーの一人だったXパックも当然ヒール化し、ケインを裏切り、恋人さえも奪い去る。
 なお、この第2形態の衣装はXパックとタッグを組み始めた頃から着始めるが、気分によって前の衣装を着ることもあった。

唯一の友人と恋人に裏切られ、また一人になったケイン。00年5月、その前に現れたのは、今度は『魔王』ではなく一人の人間としての兄テイカーだった。だが、ケインはもはや誰も信じれなかった。3ヵ月後、兄に牙を向き、この新衣装に身を包んだケインは皆の支持を受ける人気者のジェリコやロック等を妬み抗争を挑むがすべて返り討ちにあう。01年に入り新年早々兄と再び徒党を組み『破壊兄弟』として、トップヒールとなったトリプルHやヒール・ストーンコールド等と闘い、アライアンス篇でもWWFを勝利に導く。アライアンス篇後はビッグショーとタッグを組んだりカート・アングルと抗争をしたり、クイズ番組ウィーケストリンクに優勝したりと、気付けば自分も念願の人気者となったケインはホーガンのモノマネなど以前は絶対に見せることのなかった、オチャメな一面もみせるようになる。

アライアンス篇終了後、次にWWFを潰しに来たのは『猛毒』nWo。そしてその中にはかつての旧友Xパックもいた。旧友とnWoによってマスクを剥されたケインは顔を覆い隠しながら逃げ去る(実際は二頭筋の手術のため休暇をとっていた)。そして4ヶ月後、『THE FIRE STILL BURNS』のキャッチフレーズと、新たに口元を露わにした仮面を被り復帰を果たした頃には、nWoはすでに過去の遺物となっていた。ヒマになったケインはハリケーンと「ハリケイン」を組んだりしていたが、突然トリプルHに死姦殺人鬼呼ばわりされ、新ヒールユニットのエボリューションと抗争を開始するが、その危機に駆けつけたのはRVD。その後RVDと共にタッグ戦線を総ナメにしていたが、いつの間にやらケインの中の『FIRE』は燃え尽きかけていたのか新人タッグチームのラ・レジスタンスにタッグ王座を奪われる始末に・・・

2003年6月23日~現在

RAWブランドの50%ゼネラルマネージャー、ストーンコールドはリングの真ん中でケインに面と向かって言い放つ。

「今のてめぇはかつてこのストーンコールドを苦しめたあの怪物じゃあねぇ。バッドブラッド98の流血マッチでこのストンコを破ったあの野郎はどこにいった。あの時のバケモノ野郎はまだ生きてやがんのかと訊いてんだよ。『FIRE STILL BURNS』 だと?笑わせるな。あの時のてめぇがレジスタンスごときに不覚をとるわけねーだろ。どーした、オレの説教はムカつくか?だったら黙らせてみろよ。あの頃のてめーみてーに。頼んでんだよ!このストンコのツラをおもいっきり殴ってみやがれ!!」

と叱咤されるも、ケインは微動だにせず。シビレを切らしたストンコはそのままケインに必殺のスタナーを食らわし、ケインはマットに沈む。

次のRAWで明らかに葛藤を見せるケインの前に『もう1人』のゼネラルマネージャー、エリック・ビショフがラ・レジスタンスへの再戦を取るか、トリプルHの持つ世界王者ベルトへの挑戦権のどちらかを選べと尋ねてくる。そのかわり、トリプルHに挑戦して負けた場合はそのマスクを脱がなければならないと。そこで迷うケインの前にトリプルHも現れ、エボリューションに入らないかと誘われる。エボリューションに入れば富も名声も女も好きなだけ手に入ると。だがケインの答えはチョークスラムと挑戦権だった。

そしてまた次のRAWでの決戦前、ケインは鏡の中の自分を眺める。
そこへRVDが「大丈夫さ。あのベルトはおめーのもんだ。」と肩を叩いて励ましていった。
次の瞬間、ケインは鏡をコナゴナに叩き割る。

試合はケイン優勢で進み、どんな技をかけようとすぐにムクリと座りあがるケインにトリプルHは取り乱す。それを観る観客も、ケインに勝ってトリプルHの王座を奪い取って欲しい。だが、それと同時にマスクの下に隠された素顔を拝んでみたいという複雑な心境に陥る。必殺のチョークスラムも決まり、ケインの勝利で終わるかに見えたその瞬間、他のエボリューションのメンバー達が次々と乱入してくる。ことごとく返り討ちにするケインだったが、それはトリプルHを回復させるには充分な時間稼ぎだった。エボリューションのメンバー達を追い払いケインが振り向いた瞬間、トリプルHの必殺技ペデグリーを喰らい、3カウントを奪われる。ベルトの防衛に成功したトリプルHは他のメンバー達にケインを羽交い絞めにさせ、オレの手でマスクをひん剥いてやると意気込む。そこで間一髪RVDが駆けつけ、ケインと二人でエボリューションを全員追い払う。だがケインは試合には負けた・・・約束通りマスクは脱がなければならない。

マスクを脱ぐ衝撃のシーン〔.5MEG

ゆっくりと仮面をはずしたその顔は、眉や頭部前方の髪がすべて火傷によって抜け落ちており、人間とは思えぬほどのグロテスクな素顔を晒した。次の瞬間、取り付かれたかのように自分の援護にきたパートナーRVDに向かってチョークスラムを放つ。一瞬にしてケインは昔のバケモノに戻ったのだ・・・

その後ケインは無差別に誰かれ構わず潰し続けた。バックステージで無関係のリコとトミー・ドリーマーを血祭りにあげ、ストーンコールドとビショフ両方のゼネラルマネージャーをも襲い、挙句にはインタビュアーとしてケインの心の傷を癒すのを手伝わせて欲しいと告げるJRを放火する!暴走は続き、しまいにはCEOであるリンダ夫人にまでツームストンを食らわす。かつてのパートナーだったハリケーンも瞬殺し、ケインの目を覚まそうとするRVDを何度も返り討ちにするが、母親リンダのカタキを取るべく突然シェイン・マクマホンがケインを奇襲。激しい抗争のさい、シェインはケインを燃え盛るダンプスターに突き落とすことに成功する。
だが、次の週のRAWでは軽傷のみでシェインを襲う。シェインをリングポストに吊るし上げ、全身に飲み水をぶっかけてから「将来子孫を残せぬように」と股間にジャンパーケーブルを取り付け感電しようとしたところを間一髪RVDが阻止するが、ケインは不気味な笑みを浮かべながら去っていく。
次のRAWでも相変わらず二人は激突し駐車場でうまくケインをリムジンに閉じ込めることができたシェインは、車のブレーキを壊しそのまま猛スピードでトレーラートラックに衝突させた!!病院送りとなったケインも、ちょうど一週間後に目を覚まし、その場にいた医師たちを襲う!

とうとうシェインは完全決着を付けるため、サバイバーシリーズでどちらかが救急車で運ばれるまで終わらないアンビュランスマッチを挑んだ。だが健闘も虚しく、シェインは返り討ちにあい逆に救急車で病院送りにされてしまう。だがその日のケインにはもう一つ目的があった。その日のPPVはRAWとスマックダウンの共同だったため、スマック側の試合の一つとして兄テイカーがヴィンスと生き埋めマッチを行っていた。そして悪徳社長ヴィンスがとうとう生き埋めにされるかと思われたその時、突然ケインが兄テイカーを襲う!自らの手で自分を醜い姿にした兄をとうとう生き埋めにしたケインはかつて無い喜びに震える・・・

その後、ケインを止められる者は誰もいなかった。ジェリコやブッカーT、RVD等の強豪やあのゴールドバーグさえも今のケインには太刀打ちできない。そして2ヶ月後のロイヤルランブルで次から次へと参加者をなぎ倒していた時、突然明かりが消え昔のテイカーの鐘の音が響きわたる・・・生き埋めにしたはずの兄が生きているはずがない!次の日のRAWでダッドリーズを半殺しにした直後、また会場の明かりが消えタイタントロンにはまさに貞子の『呪いのビデオ』風の映像が流れ、明らかに動揺を隠しきれないケイン。レッスルマニア20で再び再現されるといわれているデッドマン・アンダーテイカーとケインとの対決・・・その時のテイカーの姿は果たしてどのようになっているのか・・・

 

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